私だって足並みを揃えたいって想ったの。でもね、それはとっても難しいことで、同じ世界に居るには、助けが必要だったの。なぜそこまでして一緒に居たのかって?そんなのわからないわ。そういうものじゃなくって?
2009年11月15日 (日) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
辿り着いたその場所は、これと言って特徴のない場所でした。彼は禍々しい道のりを、何日も何日も歩き続けたのです。。
きっと、きっとそこにあるはずだと。あきらめずに、歩き続けてさえいれば、なんとかなるんだと、そう信じて。
番人がいいました。「そんなに中を覗いてみたいのかしら?」彼は少しとまどいながら、コクリと肯きます。意地悪な番人は彼を止めることなく、その内部へと案内してしまったそうです。そして彼は見てしまったのです。知りたくはなかった本当のことを。
「また一人、また独り、アハッ」番人はほくそえんで、また待つことに精を出すのでした。
2009年11月 1日 (日) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
みんなを照らしてあげたかったのです。独りを知ってしまったうさぎさんは、たとえそれが無謀で傲慢な行為だったとしても、明るい道筋になってあげたかったのです。
本当のことを知っている唯一の猫は、毎晩毎晩、夜を引き止めています。闇があの子を覆ってしまわぬように。寂しがり屋さんの心が、また不必要に濡れてしまわぬように。それがあの子への恩返しになると信じて。
「あの子の嫌いな夜は、あたしも嫌い」
2009年7月12日 (日) 絵物語 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年6/12(金)~16(火)13:00-20:00http://www.aband.jp/
よろしくお願いします。
2009年6月 4日 (木) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
異形な快楽の下で、曖昧な存在は、その本性を現した。かき回された生暖かい思い出は、内なる共存を拒否しはじめ、苦しみを産むばかり。脳内ミルク、ミルク、ミルク。傷口に塩を刷り込むように。脳内ミルク、ミルク、ミルク。刺激されるたびに、紅が広がる。産道をくぐる、耐えられない生命に、不条理な死を。
2009年3月30日 (月) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
わらわらと群れる欠けた心の宿主たちさ。今宵の宴が開かれるその場所は、渦巻くようなピンクと緑のリバーシブル。MCから放たれる怒号にも似た開会の合図に、一方通行の感情が木霊となって還ってゆく。そうさ、そうなのさ、やっと気づいたのかい?誰も重なることなどないんだよ。そう信じたいだけなのサ。パーティにようこそ!いつまでも虚無だけをまとい、ぐるぐると繰り返し、歌い踊るのだ。
2009年3月22日 (日) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
内なる歪みを感じながら、それでも、狩りを辞められなかった私を、歌舞伎者と揶揄した輩は、思いのほか多く、その重圧によって,私の逃げ場は無きものにされてしまった。本性を覆い隠すことの出来なかった,私という名の化身は、醜い姿で大衆にさらされ続けるだろう。それはヒトになれなかったケモノの話。
2009年2月 5日 (木) | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
自ら先を閉じてしまった未来の途中で、少女は怖気ついてしまったのだ。監視する物はそれを許すわけにはいかず、黙秘権を強制的に発動させ、強引にキスを奪ってしまった。少女は暗闇の中で気づいたぬめりとした感覚は、決して触れさせてはいけないものだったのだ。嗚呼、知らずにいればよかったものを!
2009年1月16日 (金) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
雨あがりの午後、少しばかり寂しくなった少女は、彼女の遠き夢の日の、お遊戯に付き合ってみることにしました。ぐるぐるまわる傘はものすごい速さで、ぐるぐるまわる球に抗う術はありませんでした。魚さんは少女の思惑にはとことんまで、振り向いてはくれなかったのです。少女の球はいつまでも傘の上でまわり続け、いつまでも傘を追い抜くことはなかったそうです。
2009年1月 5日 (月) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
取り返しのつかない過ちを、リセットしてあげようなんて、調子のいいことを言って、まんまと部屋に連れ込んだ彼は、それでも真剣に考えてたのさ、彼女のことを救おうと。だけど、救えやしないのさ。いくら首をすげかえても、記憶は消えやしない。そうなのさ、そうなんだ
2008年12月29日 (月) 文化・芸術 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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